少なく(すくなく) 活用形

16/06/2015 15:20

→「すくなく(少なく・尠く・寡く)

用例

着物変化もまた形見少なくなっていく原因なりました日本服装では布地保存されもとほどかれたあとために作り直されて何度も何度も着ることになります一つほどかれるそれ自然に一枚布地戻され洗い張りされてまただれか着物一部なりますこういうふうして祖母着物祖母亡くなったあと生き続けて孫娘寝間着一部として残っていたりしますそこでも立たなくなるやがて寝具なり座蒲団なり雑巾なるというふう一種遍歴経ていきますその遍歴それ同時に遍歴であって素材とともに動いていく伝わっていくというふう考えられます日本アニミズム流れからいってそれ普通感じです材料伝わるということ自然に孫娘内部祖母子どもであったころさまざまな姿よびさまします
鶴見俊輔戦後日本大衆文化:1845~1980年」1984)
  日本建築寿命短いこれ木造自体耐久性から決まるのではない木造建築でも二百持つ以上持たせること可能であるしかし構造部材メンテナンス必要なので耐久性考える大材用いたほう良いしかし城郭宮殿寺院仏閣でないなかなか大材用いることができない入手難しい加工にも手間暇かかるまた一般的に木造建築火事地震失われること少なくない
  日本人白木新しい建物愛した経つ表面黒ずんでくるそこで余裕ある地震火災遭った勿論ある程度老朽化してくる建て直し周囲その建て主こと甲斐性あるといって褒め称えたしかし建て直すといっても大まかにいえばもと同じもの建つ勿論少し大きくなったり小さくなったり間取り変わったりする見た目大差ないそこで街並み風景長期わたって維持されるしかも木材リユースリサイクルされた
  これ日本独特更新文化呼んでも良いこの典型伊勢神宮である二十ごと隣合う敷地交互建て直される建てられるもの全く同じである建物更新するためには木材必要であり樹木植林によって更新される若木ほう二酸化炭素吸収能力優れているから若木への更新環境上評価できる同時に職人技術更新される更新環境優しく人々仕事与えゆっくりとした変化もたらす優れた文化である
(小西敏正「平成 日本らしさ宣言」2009)