アルファベット順

今(いま) 名詞・接頭語

14/10/2017 19:31

→「いま(今)

用例

造らず造らず言えりさればより生ずるには万人万人みな同じにして生まれながら貴賤上下差別なく万物たる働きをもって天地あるよろず資《と》りもって衣食住達し自由自在互い妨げなさずしておのおの安楽にこの世渡らしめ給う趣意なりされども広くこの人間世界見渡すかしこきありおろかなるあり貧しきあり富めるあり貴人あり下人ありてその有様相違ある似たるなんぞやその次第はなはだ明らかなり。『実語教、「学ばざればなしなき愚人なりありされば賢人愚人学ぶ学ばざるによりてできるものなりまた世の中むずかしき仕事ありやすき仕事ありそのむずかしき仕事する身分重き名づけやすき仕事する身分軽きというすべて用い心配する仕事むずかしくして手足用うる力役《りきえき》やすしゆえに医者学者政府役人または大なる商売する町人あまた奉公人召し使う大百姓など身分重くして貴きと言うべし
福沢諭吉学問のすゝめ」1872-76、冒頭
 越後三条生れなり兼ねたり伯父春庵とて医師なりよりは伯父愛せられて幼きより手習学問こと皆な伯父世話なりし自ら言う異ななれど物覚えよく聞て二三知るほどなりしゆえ伯父なお入れてこのこそ穂垂という苗字知らせまたその生国としてこのをも挙るものなれとていよいよ珍重して教えられ逢えばその吹聴さるる嬉しき思いますます学問入れしゆえ神童言われ十三小学校助教なれり名誉伯父面目ためには三条町幅狭きようにてこのばかりか近郷褒め草ある県令学校巡廻あり講義聴かれて天晴慧しきかなこれまで巡廻せし学校生徒うち比べるなし校長語られたりこの洩れ聞きてさてはこの冠たるのみならず新潟県下第一俊傑なりしこの県下第一ならば全国英雄集まる東京出るとも第二流には落つまじ俄かに気強くなりて密かに我と握りて打笑みたりこの頃考えには学者政治家などという区別考えなく豪傑英雄というのみにはありしなりさりければなおさらに学問励み新たに来る教師には難問かけて閉口させにはにも伯父にも開かせぬなり十五新潟出て英学せし教師教うるところ低くして満足せず八大家文読み論語さえ講義天下経綸せんとするオメオメと持つ持つ風船乗ってしつつ廻るのと児戯に類する学ばんや東京出でばかかるあるまじ深淵あらねば潜れず東京出て我が才識研ぎ驚かすほど大功業建てる天下第一大学者ならん一詩のこして新潟学校去り在所かえりて伯父出京語りし伯父顰め、「東京にて勉学望むところなりしかしまだ早し卑近なりとて知り覚ゆるだけ方便なり二三新潟にて英学なしその上にて東京出でよ学問にはよらじ上磨きだけ東京にてせよ止められ屈して一年独学したれどはしる如き出京志し弱き手綱繋ぐべきにあらず十七なりし決して伯父乞いもし許されずは出奔せん覚悟様子それ悟りて左まで思わば出京せよ許可得たり
饗庭篁村良夜」1889、冒頭
「今(いま)」用例(1890年代)
「今(いま)」用例(1909)
「今(いま)」用例(1910年代)
「今(いま)」用例(1920年代)
 戦争武力をも直接使用して国家国策遂行する行為でありますアメリカほとんど全艦隊ハワイ集中して日本脅迫しておりますどうも日本足りない足りないと言って弱っているらしいもうひとおどしおどせば日支問題日本側折れるかも知れぬ一つ脅迫してやれというのでハワイ大艦隊集中しているのでありますつまりアメリカかれら対日政策遂行するために海軍力盛んに使っているのであります間接使用でありますからまだ戦争ではありません
石原莞爾最終戦争」1940、冒頭
柳田国男/柳田國男まえがき」『海上の道』1961、冒頭
 大宅感想四十一年度国民生活白書示された数字国民一人あたり実質所得十年くらべてなっているという高度経済成長さることながら中間層みられるもの世界中どのよりもズバ抜けて広い九〇パーセント達し上層中間層との階級格差きわめて低く教育教養費娯楽レジャー費日本人生活において異常に重要な地位占めるというような現象アメリカソ連中共などとはまたちがった何か世界史上新しい実験意味するものではないかということであった農村長い後進性から脱して中間層化農家ヵ月当たり現金所得平均都市勤労者ほとんど変わりないという総評傘下組合員子弟まで大学はいっているという数字あげられているわれわれこれ加えておよそ従前主権国家概念とは矛盾するような平和憲法世界さきがけて制定内外現実主義者からその危険警告されながらもあえてこれ守り抜いて人間歴史新しい国家在り方示そうとしてきた日本人激変ぶりをも世界史的な実験一つ数えねばなるまい広島長崎被爆体験無関係ではないにせよ八月十五負けっぷりその後情勢への適応仕方にもナチス・ドイツなどとは異質な民族知恵ようなもの感じられる
石田英一郎日本文化条件可能性――ある辺境文化特質」『日本文化構造』1972)
 一五七一ポルトガル国王ドン・セバスチャン日本人奴隷取引禁止令出した禁止せねばならないほど大量日本人たち奴隷として南アジアアメリカメキシコ流出していたのだったしかし日本人たちポルトガル商人に対して奴隷でありつつ同時に朝鮮半島東南アジアに対して征服者向けていた一五九七ポルトガル宣教師アッセンシオンマニラ副総督あててような警告発している
秀吉朝鮮問題忙殺されている来年ルソンおもむくとのことこの目的達するために琉球列島および台湾島占領計画同島へて軍隊カガヤン送りさらにマニラ殺到するそうである
(田中優子「はじめ近世的なるもの」『江戸想像力』1986、冒頭
さー 明日内地行くんでしょ(ゆいさー)
合格祝いあげん(さーさ)
あるなら安心(つんださーぬ)
父ちゃんなんて言って?
さー 赤ちゃんだった初カット(ゆいさー)
でも思い出す(さーさ)
母ちゃんカーラー巻いてから(つんださーぬ)
待ってチョッキン
なんでなんであんた人生(でんさー)
キレイになるのはじゃない
ぬいても重ねても(ゆいさー)
根っこ染まらん(でんさー)
だからパーマ屋あるわけ
さー あの三つ編みだった(ゆいさー)
琉球舞踊続けて(さーさー)
行き飛行機空いてても(つんださーぬ)
帰り混んでのがふるさと
なんでなんであんたヒロイン(でんさー)
映して見てごらん
サイドサイドライト点けるから(ゆいさー)
彼氏心配するはず(まくとぅにつんださーぬ)
なんでなんでなのか運命(でんさー)
それでも信じる方がいい
切ってもそろえても(ゆいさー)
同じように伸びない(でんさー)
だからパーマ屋あるわけ
明日内地行くんでしょ
(ちゅんなーや作詞・作曲「パーマ屋ゆんた」2010)