助動詞・接尾語

21/03/2014 05:01

1.
助動
[○/○/う/(う)/○/○]
推量助動詞」の音変化。現代語では、五段ラ変動詞形容詞形容動詞助動詞たい」「ない」「」「です」「ます」「」「ようだ」「そうだ」などの未然形付く中世前期」から転じて生じ、古くは「」と同じく、すべての活用語未然形付いた。現代語では連体形用法が極めて限定され、普通の話し言葉には用いない。現代語では、1-3.の場合、「今夜は雨が降るだろう(でしょう)」のように「だろう(でしょう)」を用いるのが普通で、他は「ましょう」のか、改まった表現の中でしか用いられない。なお、連体形は、1-7.のように形式名詞もの」「はず」「こと」「ところ」などに接する場合に限って用いられ、主観的な情意を表現する終止形に比し、客観性のある表現となる。]
1-1.

話し手の意志・決意を表す。

明日はきっと言おう もうあんないやなことは忘れてしまおう

1-2.

[多く「か」「よ」「ではないか」などを付けて。]
勧誘や、婉曲な命令を表す。

そろそろ行こう/帰ろう(か/よ) そろそろ仕事にかかろうじゃないか 

1-3.

推量や想像を表す。また、婉曲表現を作る。

出来上がるのは来月あたりになろう/なるだろう あのあたりは今頃いい気候だろう 家では心配し始めているだろう さぞかし腹も立とうが、ここは辛抱してくれ

1-4.

[疑問語や
終助詞」を伴って。]
疑問・質問・反語などを表す。

この鳩、どこから入ってきたのだろう(か)/でしょう(か) 盆が来たとてなにうれしかろ(う)

1-5.

当然・適当の意を表す。…はずだ。…て当然だ。…のがよい。

彼になら言ってもよかろう 行くがよかろう、止めはしない

1-6.

[「…とする」「…としている」を付けて。]

動作・作用が実現寸前の状態にある意を表す。

立とうとした時にめまいを感じた 叫ぼうとして目が覚めた まさに沈もうとする夕陽を受けて、その古都は美しく輝いていた

1-7.

連体形を用いて。]
仮定・仮想・許容などの意を表す。

笑おうにも笑えない話 なろうことなら私が身代わりになってあげたい 教師ともあろうものがそんなことも知らないのか 裁判官ともあろうものがそんな犯罪を起こすとは 君ともあろうものが何を馬鹿なことを言ってるんだ あんなチームが一位になろうはずがない バーナムの森が動こうはずがない

1-8.

接続助詞」「」などを伴って。]
仮定の意を表す。

だれがなんと言おうと気にしない 大変だろうが、がんばれ
2.
」][接尾

接尾

用例

1-1.
神崎《かんざき》の渡し守が秀句にすいた程に教へてやら
狂言薩摩守」)
それがしをのけよりもそちがのけ
狂言牛馬」)
1-3.
一段とよから
狂言仏師」)